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杉森健一
イランの良さを伝える杉森
25歳の時に出た世界の旅の途中にてイランを訪れ、ハマる。その後はイラン渡航を繰り返し、現在は雑貨店運営・旅行業・フェス事業・執筆業など幅広くイラン関係の事業に携わりつつ、SNSやマスメディアなどでイラン情報を発信中。
ペルシアンアートの雑貨店・PERSIAN TAGの図書館 >> SHOPはこちら

FEEL PERSIAの取り組み

FEEL PERSIAは、イランで活動するデザイナーさんのアートをベースにしたアイテムを展開する、PERSIAN TAGのオリジナルブランドです。

世界でも数少ない、ペルシアンアートをコンセプトとしたブランドのFEEL PERSIA。

本ページでは、そんなFEEL PERSIAに込められた想いを、少しお話しさせてください。

目次

ペルシアンアートとは?

芸術の国、イラン

Persian Galaxy

そもそもペルシアンアートとは、どのようなものなのでしょうか?

3000年もの歴史を持つペルシャ(現在のイラン)は、世界の中でも最も豊かな芸術文化を持つ地域のひとつ。

ペルシャ絨毯をはじめ、モスクなどのペルシャ建築やタイルアート、ミニアチュールやカリグラフィーなど、長い歴史の中で育まれてきたその独創性溢れる美しいアートは、今もなお世界中で愛されています。

16世紀のミニアチュール

この様な伝統的なアートこそ世界中では広く知れ渡っていますが、一方で「現代的な」アートをイラン国外で見かけることは非常に稀です。比較的イランと友好な関係を持つ、ここ日本でも。

経済制裁とアート

Embed from Getty Images

ではなぜ、歴史的にも非常に豊かな芸術文化を持つイランのアートが、イラン国外に広まらないのでしょうか。

もちろん多くの要因はあるとは思いますが、その中の一つとして挙げられるのが、経済制裁。

イランは、現政府の核兵器製造疑惑の元、10年以上も国際的な経済制裁を課されています。

Embed from Getty Images

この経済制裁、現在は基本的に「核や武器開発に関わる範囲で」課されていますが、その範囲外でも影響は出ています。もちろん今回のテーマである、アートの分野にも。

例えば、国際送金。イランは現在、国際的な金融網から弾き出されている関係で、他国からイランへの送金が原則出来ません。

するとどうでしょうか。いくらイランのアーティストさんの作品が魅力だとしても、その買い付けをするのにも一苦労。イランの製品が、国外に出なくなってしまいます。

もちろん、政府に核兵器製造の疑いがある以上経済制裁は仕方がないことかも知れませんが、その国が育んできた芸術や文化の拡散を阻むことが、果たして道理にかなっていることでしょうか。

Embed from Getty Images

「経済制裁とイラン」に関してはこちらの記事でも詳しくご説明しています。是非、ご覧ください。

FEEL PERSIAのコンセプト

その様な状況の元、FEEL PERSIAは、

1. ペルシアンアートを知る機会の提供

2. イランのデザイナーさんの活動のサポート

この2つのコンセプトのもと、誕生しました。

1. ペルシアンアートを知る機会の提供

前章でお伝えした様に、現在の日本ではペルシャの現代アートと接する機会は非常に稀です。

もちろん素敵なペルシャ絨毯や工芸品を扱う魅力的なお店さんはいくつかありますが、まだまだ日本で認知度が低い現代アート作品を、制裁が課せられている状況の元新たに展開するのは簡単ではないため、なかなか企業としても踏み込みにくい領域でもあります。

そんな状況だからこそ、当店ではFEEL PERSIAを通じて、素敵なペルシアンアートを多くの方々に知って頂く機会をご提供できたら、と思います。

2. イランのデザイナーさんの活動のサポート

FEEL PERSIAでは、一般的なデザイン買い切りシステムではなく、皆さまにアイテムをご購入頂く度に、売上の一部ををデザイナーさんへ還元することで、イラン在住デザイナーの活動を永続的にサポートします。

この取り組みがペルシアンアートの更なる発展に寄与できることを願っています。

さいごに

「イラン」と聞くと、政治や国際関係の影響で良いイメージが少ないかも知れません。

しかし、その様な政治や国際関係が生まれる何百何千年前から、ペルシャのアートは発展を続け、世界中の人々に愛され続けています。

そんなペルシャのアートで、アパレルや雑貨といった身近なアイテムを通じ、みなさまの毎日を彩ることが出来ましたら幸いです。

PERSIAN TAG
代表 杉森

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