こんにちわ!PERSIAN TAGの杉森です。
「イラン」と聞くと行くのも少し大変そうなのですが、中東に位置するため中東系の航空会社を使えば非常にスムーズに行くことが可能です。
また、安価な中華系やロシア系の航空会社も乗り入れている為、GWやお盆、年末年始などにも安く行くことも◎
その辺りのイランへのアクセス事情を解説していきますので、イラン旅行の計画の参考にしてください〜!
イランへの直行便は無し!
残念ながら、2024年2月現在はイランへの直行便がありません。
1990年代にはイランから日本に出稼ぎにくる人が非常に多く、イランの国営航空会社・イランエアーが直行便を飛ばしてましたが、2011年に残念ながら廃止されました。
現時点でも需要の低さから、直行便が復活する可能性は低いでしょう。
イランへ行くなら中東系エアラインで!
ということで現在はイランへはトランジット便でのみ行くことが可能です。
その中でおすすめの行き方は中東系のエアラインで行くことがおすすめ!
中東系のエアラインは、世界的に見ても価格のわりに設備や対応のレベルが高く、コスパが非常に良いです。
では早速、航空会社別にランキング形式で紹介していきます!
なお、イランの空港は、ほとんどの日本人旅行者がイラン旅行時に使用するテヘランのイマーム・ホメイニー空港の使用(東京発)を想定し、金額は2024年3月2日現在の、2024年6月1日あたりの金額を、Googleフライトより引用しています!
おすすめ1:最短&便利!エミレーツ航空!
1つめはドバイ拠点のエミレーツ航空。
今でこそ中東系エアラインは「世界中に安価かつ高クオリティで行ける」航空会社として有名ですが、そのパイオニアとも言えるのがこのエミレーツ航空です。
エミレーツのイランへのフライトのメリットは、なんといっても最短時間で行けること!
地理的にも無駄が少ない点と、パートナー企業である同じUAEの航空会社・フライドバイがイランの各都市に便を出しているので、乗り換え時間も少なくイランへ行くことが可能です。
スカイトラック社による航空会社では、5つ星中4つ星の認定も受けているので、クオリティーも問題なし◎
総合的に考慮し、最もおすすめです!
会社 | エミレーツ航空 |
---|---|
参考価格 | 22.3万円 |
所要時間(往路 / 復路) | 14時間50分 / 16時間20分 |
乗換場所 | ドバイ(UAE) |
乗換時間(往路 / 復路) | 1時間25分 / 4時間15分 |
URL | 公式ページ |
注意点 | 2024年3月2日時点での情報です。 |
おすすめ2:世界ランク1位のカタール航空!
2つめはカタール航空!
このカタール航空、世界で10社しかない5つ星の航空会社で、直近10年でなんと5回も航空会社ランキング1位に選ばれている航空会社です!
それでいて価格も最安のエミレーツには敵いませんが、大差の無い価格で行くことができます。
ただ、気になるのが乗り継ぎの悪さ。14時間待ちは辛いですね….ただ、これはタイムテーブルが変われば接続の良い便が出ることもあるので、それを期待しましょう!
会社 | カタール航空 |
---|---|
参考価格 | 25.7万円 |
所要時間(往路 / 復路) | 28時間15分 / 14時間40分 |
乗換場所 | ドーハ(カタール) |
乗換時間(往路 / 復路) | 14時間35分 / 2時間15分 |
URL | 公式ページ |
注意点 | 2024年3月2日時点での情報です。 |
おすすめ3:最安で行く!ターキッシュエアラインズ!
3つめはターキッシュエアラインズ(トルコ航空)。
かつてターキッシュはエミレーツ航空やカタール航空と比較して最も安い傾向があったのですが、コロナ以降、逆に高くなってしまった傾向があります。
距離的にも一旦イランを通り越す形になり、接続もそれほどスムーズでは無いので、選出の2つと比較して、現在は残念ながらイラン渡航で選ぶメリットはほとんどなくなってしまいました。
しかし、過去の傾向から、今後も価格面でのメリットは出る可能性も高いですので、期待を込めて3つ目のおすすめ航空会社として挙げておきます!
会社 | ターキッシュエアラインズ |
---|---|
参考価格 | 26.3万円 |
所要時間(往路 / 復路) | 18時間15分 / 18時間30分 |
乗換場所 | イスタンブール(トルコ) |
乗換時間(往路 / 復路) | 1時間55分 / 4時間 |
URL | 公式ページ |
注意点 | 2024年3月2日時点での情報です。 |
\ イラン本、出版しました!/
PERSIAN TAG LIBRARYの管理人である杉森健一による、イランのカルチャー&旅行ガイドが絶賛発売中!
イラン全土を自らの足で駆け巡り、蓄積した写真・知識・経験を書籍化しました。イランの歴史や芸術・食文化、旅行情報や最新の観光スポットまで、幅広い情報をぎっしりと詰め込んだ一冊となっています!
是非、この機会に書籍でもイランの素敵な世界をお楽しみください^^
お盆やお正月は安価な航空会社で♪
中東系エアラインは価格も安くクオリティも高く非常におすすめですが、就航先が多い故GWやお盆、年末年始からの繁忙期の日本発着便はエグい位高騰します。
そんな時におすすめなのが、中国のエアライン!
クオリティは中東系とは下がるものの、繁忙期でも結構びっくりするような価格で行けるのでおすすめですよ〜!
おすすめ4:マニアックだが激安!中国南方航空!
繁忙期に徹底的にコストを削って行きたい方の為の最終奥義がコレ、中国南方航空です。
私も2019年末〜2020年始にイランに行った際、恐らく累計5時間位調べまくった結果、中国南方航空が最安でした!
この行き方だと、
・東京→広州→ウルムチ→テヘラン
以上のように2回乗り換えないといけないので時間は30時間位かかりますが、激安で行ける場合が多いです。
本記事で紹介している日程だと、他社が25万円ほどに対して・・・中国南方航空は脅威の10万円・・・!
航空会社のクオリティとしては中東系の航空会社には敵いませんが、価格的なメリットはかなり高いと思います!
会社 | 中国南方航空 |
---|---|
参考価格 | 10.6万円 |
所要時間(往路 / 復路) | 36時間 / 33時間30分 |
乗換場所 | 広州とウルムチ(中国) |
乗換時間(往路 / 復路・2カ所合計) | 21時間 / 20時間 |
URL | 公式ページ |
注意点 | 2024年3月2日時点での情報です。 |
マイラー必見!マイルとLCCでお得に◎
スターアライアンスやワンワールドなどのマイルを使ってイランに行く場合などは、ドバイやイスタンブールまではマイルで行って、そこからLCCで行くのもおすすめです!
おすすめLCCとしては、
・ペガサス航空(トルコ)
・フライドバイ(UAE)
・エアアラビア(UAE)
の3つ!
日によって変わりますが、安ければ往復3万円位でいけます♪
注意点としては、エアアラビアの拠点はUAEのシャルジャという都市で、日本からの国際線が出てるドバイからバスで30分位かかるのでご注意ください〜!
また、数年前まではLCCのエアアジアがテヘラン – クアラルンプール(マレーシア)の定期便を飛ばしてましたが、現在は廃止となっています。
クアラルンプールだと必要マイル数も少なめで行けるので、是非復活して欲しい路線ですね・・・!
イランの航空会社ってどうなの?
イランにもフラッグシップのイランエアーはじめ、国際線を飛ばしている航空会社はいくつかありますが、原則としてイラン国外から個人で予約するのは難しいです。
また、国際線に関しては価格メリットもそんなに無い為、あえてイランの航空会社を利用する必要はほとんどありません。
イスファハーンやシーラーズに直接行く場合は?
多くの旅行者はテヘランの空港で出入国を行いますが、もちろんイスファハーンやシーラーズなどの都市からも国際線は飛んでいます!
ターキッシュやカタール航空などのレガシーキャリアや、フライドバイなどのLCCもあるので、Googleフライトなどで検索してみてください!
おわりに
以上、まとめると
・イランに行く分には中東系のエアラインを使うのがおすすめ
・繁忙期でもマイルや中国ルートなどをうまく利用することで、比較的安く行ける場合も
という感じですね!
フライト探しも旅の醍醐味の一つ。ということで、カレンダーと睨めっこしながらお得なフライトを探し当ててみてください^^